なんか偉そうなタイトルを付けてしまいましたが、そんなにすごい事はできません。素人ですから。
変更点はd-storm様のサイトを参照していただくとして、私はレイアウトのアンチエイリアス(+UVを少々)に関してレビューします。
登場人物は、先日、といいましてももう数カ月前になりますが、描きましたナイチンゲール君とヤクトドーガ君です。アクシズ君はレンダリング時間の都合で外しました。
さて、アンチエイリアスですが、変更点がいくつかあり、以下のように変更されています。
- 新アンチエアリアシング方式:PLD、最大パス数35回。
- PLDにより、1回のパスにおいてもブラー処理が可能。
- 新旧のアンチと組み併せて利用できる13種類の再構成フィルタ。
- 新たなアンチエリアシングに付随したコマンド。
で、いきなりなんの事やら分からないPLDですが、BLOGの方にも書きましたが、pixel lattice distortionの略らしいです。ラティス変形ってcgの世界ではよく聞く変形方法ではあるんですが、正確な意味は知りません。格子(ラティス)の頂点をどーのこーので……変形!ごめんなさい。
本当に分からない方はこの辺でご確認くださいませ。
そのラティスですが(だんだんワケ分からず使うようになってる自分がイヤ)、パス回数を9回に固定していくつかの再構成フィルタをためしてみました。その再構成フィルタ、ってのも少なくともLwでは新しい概念なのですが、まあやってみれば何か分かります。
そこでレンダリングの結果を下に示してみます。pngを見る事ができる環境でかつある程度回線の太い方は元絵を見てくれるとありがたいです。逆に言うと、それをしない人はここを見てもいい事が無いかも知れません。

左上:アンチエイリアス無し、右上:クラシック、左中:ボックス、右中:ガウス、左下:ミッチェル、右下:ランチョス
サムネイルでみると、全くおなじですね。←あたりまえ。
さて。各像をつぶさに見てみますと、クラシックとボックスはほぼ同程度、ガウスはボケボケ、ミッチェルとランチョスはエッジが立っている感じ。
これだけ見ると、ガウスはボケボケ過ぎではないか、と感じます。また、一番アンチエイリアスがかかっていないと思しきランチョスはエッジがきつすぎて今度は遠くのヤクトドーガ君にもフォーカスが合っちゃってます。これらについて更にいろいろやってみました。
まず、ガウスがボケボケな点について。
好意的に解釈すると、パス数が少なくてもアンチエイリアスがそこそこかかることが考えられます。
というわけで、パス数を1にして、クラシック、ガウス、ランチョスを比べてみました。
左上:アンチエイリアス無し、右上:クラシック、左下:ガウス、右下:ランチョス
これをみてみますと、確かにガウスが一番アンチエイリアスっぽいです。動画とかレンダリングに時間がかかる場合のテストレンダリングに良いんではないかなあ、と感じます。いや、だって、これ普通にガウスぼかしっぽいんだもん。静止画ばっかり描く私としてはあまり魅力を感じないのです。
後からフォトショップであんなことやらこんなことやらする方が柔軟的ではないかと思ってしまいますが、これはこれで何か利点があるんでしょうな。いやあ、薄味だなあ、私。
さて、更に、ランチョスです。ランチョスの意味は……やめておきましょう。ラティスと同じ道を歩むだけです。
ランチョスは上の図を見てもらうと分かりますようにアンチエイリアスの効きが弱い訳ですが、被写体深度の出方、つまりヤクトドーガ君のボケ、もまた同様に弱くなっています。PLD7が被写体深度を設定できる最低のパス回数ですが、それではほとんどボケが観察されません。と、いうことでランチョスのパス回数についていくつかみてみました。
PLD7についてはコースティックとラジオシティーに関しても一緒に示してみましたが。
ぱっと見、コースティックとラジオシティーは被写体深度には関係ないです←あたりまえ
で、肝心の被写体深度設定によるボケの出方ですが、PLD9になるとちゃんと出ています。加えて、当然のことながら、PLD37のほうが精度の高いボケが期待できるようです。どの程度が最適か、ということになると、ケースバイケースだろうと思います。
とまあ、PLD関連はこの程度です。UVについてもちょっとやっておこうと思いましたが、レンダリング時間の都合でやめます。胸の先のエンブレムを見ていただくと、(この程度の解像度であれば、ですが)正直ランチョス設定ならパス回数にほぼ依存せずきれいに出ています。というわけで、今回はUVは中止。今後するかもしれないし、しないかもしれません。(しないでしょう)
今回のいくつかレンダリングして分かったことは、dual CPUのマシンを使っていても、マルチスレッドレンダリングでレンダ時間の短縮にはならない、ということです。夏の間暑い思いしてdualをほぼフルに動かしていたのは何だったのでしょうか。